柚のかおり〜昼ごはん、夜ごはん〜

よかれと思って、やることなすこと。

それがどれだけ母を苛立たせたことか。

後悔ばかりが脳裏に浮かんで離れず、今夜も眠れない。

眠れないのは親孝行できていない私への、神仏からの天罰なのだろう。

甘んじて、諦めと共に受け入れるしかない。辛いし、苦しいけど。

今にも崩れ落ちてしまいそうなのに、そんな私を支えてくれるものは何もない。

全ては人望のなさ故か。

今の今まで愛してやまなかった、知的の仲間達のことも、先日、母から指摘された一言で、全てが崩れ去っていった。

私は何てお調子者で、何て自己愛の強い愚か者だったことか！

生きているだけで辛くて涙が止まらない。

もうこれ以上、無益な言動を繰り返したくない。

幸せな思い出なんて、全てご都合主義の幻だったなんて…。

母の話だと、父も私を嫌っていたらしいし、愛してもらっただなんて、私の独りよがりの産物でしかなかった！

結局、誰からも私は愛されてなんかいなかった…。

まぁ、だから、今の今まで、独身なんだと、妙に納得。

こんな私でも、実は誰からも愛されていなかった現実は、さすがに堪えます。

でも、現実…。

私は欠陥品で変人で病弱で醜くて、誰からも愛されない、何もない空っぽな人間…。

もう随分、心から笑っていない。

何を食べても美味しくない。

外出や人と会うのが億劫で、時間があれば眠くもないのに布団にくるまり、ジッとしている。

もし、死ぬまで入っていて良い穴があったら、死ぬまで入っていたい。

そしてひとりぼっちで死んで逝きたい。