柚のかおり〜昼ごはん、夜ごはん〜

どんなに苦しくとも、どんなに辛くとも、それでも必死で生きようとする命の強さ、逞しさ、尊さに、今夜はいつになくシンとした気持ちで色んなことを考えております。


かつて私は、職場内の権力闘争に巻き込まれ、ボッコボコのガッタンボッコンにされた挙げ句、全ての役職から外され、地下の洗濯場へと島流しの憂き目に遭ったことがありました。


(とても福祉の世界のお話とは思えませんが、現実はこんなもんだったりします。そして誠実で優しい誠に福祉の人達は精神を病んでしまい、大量辞職してしまう訳です…吐息)


薄暗くて冷たい、誰もやって来ない地下の洗濯場で、利用者さんの洋服やオムツカバーを一心不乱にたたみながら、何度となく抗議の首吊りを考えたことか…。


今振り返っても、あの頃の私は本当にヤバかったと思います。


現に某ショッピングセンターで縄何本か買っていましたし、どこで吊ろうか毎日あちこちを下見して回っていましたし(私こえ～ｗ)


でも結局、チキンな私は死ねなかった。


新人の頃から実の孫のように可愛がって下さった明治生まれの利用者さんが亡くなる姿を間近にする度に、あの大変な時代を真摯に生き抜いた方々と較べ、私は何てあきらめの早いダメ人間だろうかと、色々と考えることがありまして…。


そんなこんなで12年間、生に誠実な利用者さん達に支えられ、ただの突っ張り棒だった私も、清濁併せ呑める人間に育てて頂くことができました。


感謝、感謝です。


神仏のお迎えが来るその日まで、101回目のプロポーズ(古っｗ)ではありませんが、私は絶対に死にません。どんなに辛くとも必死で生きようとした人達(動物も含め)のことを思えば、自殺なんて愚の骨頂としか言いようがありません。


アホな私なりに今までの経験で学んだことですが、生きることはすなわち、あらゆる己を発祥とする諸問題と、生涯を賭けて闘い続けること。


だから私はリングから降りません。


明日からもまた、今まで出逢い別れた多くの命に生かされて、闘い続けます。